diary 2006年6月     

 

 

6月3日
九州の父が上京して東京に一泊するというので私もお供することに。
安い居酒屋で飲んで終わりかと思ったら、なんかフラメンコのショーが見れるレストランみたいなのを予約したらしい。
面白いこと思いつくなぁ。
夕方、父の携帯に何時に着くのかと電話してみた。そしたらまだ小倉にいると言う。どういう意味の冗談なのかと一瞬の迷い、そしてその後に、まさか・・・「父ちゃん、もしかして明日来ると?」「あたりまえやん。」「うわっ、勘違いしとった。」「・・・(呆れ)」
明日につづく。
6月4日
ふらめんこ、見れた。私と父はおしゃべりしながら飲みながら、写真を撮り合いっこしながらたまに「オレ!」と言ってみたりしながら肩肘張らずに鑑賞。
ギターラ2人、歌2人(うち1人はカホンも)、ダンサー女性3人。
フラメンコという踊りは思っていた通り情熱的で、ダンサーはほとんど笑顔を見せない。客席の一番後ろを睨みつけ、踊る。スカートを持ち上げたり腰を振ったりと官能的なはずの仕草もその激しくきびきびとした動きと魂を感じさせる熱い踊りで全くセクシーさを感じさせない。踊りも歌もギターラも、型もあるのだろうしある意味洗練されているのだが、人間味や本能をむきだしの感じをまざまざとはずかしげもなく見せつけられると、やはり感動してしまう。とても素晴らしかった。
6月12日
久しぶりに楽器をメンテナンスしてもらった。普段から荒っぽい扱いをしているので楽器屋さんに預ける時はいつもちょっと恥ずかしい。今日もそんな気持ちで受け取りにいくと楽器は見違えるようにピッカピカになっていて、弦も新しいものに張り替えてくれて(「ずいぶん替えてなかったんですか?」と、いつも私の楽器を調整してくれる私と同じ名字のハシモトくんに優しく聞かれた。)、弓の毛も替えてもらって見るからにいい感じだ。
しかし会計の時にびっくりしたのだがチェロの弦って高い!4200円、これが一番細い弦。しかも一本の値段。一番高かったのはG線(上から3番目)で7800円!!4本全部で22400円だった。割引してくれたけど。
高いなぁー。ギターなんて6本セットで500円くらいでしょ?差別してる訳じゃないけど。
6月19日
仕事が早く終わったので行きつけのMINI屋さんに電話してこれからオイル交換をいてもらえるかと尋ねると快くOK!
さっそくお店に行って車を預ける。いつもなら3〜40分近くをぶらぶらして出来上がった頃に帰ってくるのだが今日はなんとなく気分で「見ていていいですか?」と聞いてみた。これまた快くOKしてくれたので邪魔にならないようにちょっと離れた所から作業を見守る。
MINIを車ごと大きなジャッキで持ち上げエンジンカバーを外す。エンジン周りを洗浄しながらキャップを外しオイルを抜く。完全に抜けきったら新しいオイルを入れる。簡略化して言うとこういう手順なのだが、作業のあい間あい間でエレメントを替えてくれたりエンジンやその他の部品を点検したりしてくれてしかもそのひとつひとつの作業に無駄がない。さすが職人!!
こういう作業を見ることなんてなかなか出来ないことなので楽しかったしちょっと感動を覚えた。
さて、オイルを替えてもらって走りはずいぶんと軽くなり爽快です。
楽器も車もそうだけど信頼できるところでメンテナンスしてもらうと、その後の楽器や車の調子はもちろん自分の気持ちもアップしますね。
6月23日
RKツアー初日。コンサートの最初の一音が私なのでタイミングとか重要だし緊張するか、と思ったがそうでもなかった。ま、自分が書いたアレンジだしな。今回、ガッちゃんが私の目の前にいてよく見える。見てても聞いてても素晴らしい。これにのっかって歌うのはさぞかし気持ちいいだろうと思いながら聞き惚れていた。今回のツアー、弦は2人なのでアレンジはほとんど各自でという感じなのだが、1曲だけどうしてもやりたくて自ら進んで書いた曲がある。OFF COURSEの「YES YES YES」だ。高校生くらいの時に聴き倒した曲だし(当時はカセットテープ、しかもFMから録音したのをテープがすり切れるまで聞いていた)懐古の思いも含めてやるしかないと思ってやり始めたら、意外と複雑なコードラインでメロディもテンションにいっていたりと発見があって面白かった。
しかし、ブラジル戦を半分眠りながら見ていたので(そして途中で終わったと勘違いして寝た)眠かったなー。楽しい一日でした。
6月25日
昨日はTAJA 7/1ワンマンライブに向けてのリハ。終わってから菜穂ちゃんと軽く飲む、はずがガッツリ飲んでしまった。あぁちょっと二日酔い&寝不足。でもいい話いっぱい聞けたからいいや。7/1気合い入ってます、聴きにきてね。
RK愛知県稲沢。リハーサルが始まる前にチェロの駒を替えたりしていたらなんとG線の弦が切れてしまった!!一番高い弦!わずか13日の命だったね。クスン。
今日は初めてコンサート中にメンバー紹介なるものがあった。何年もやってるけど初めてだ(たまーにやってたか?)。これは前々からやった方がいいと思っていたのだがなぜかやんなかった。誰でもいいミュージシャンがひいてる訳じゃないし、一音一音責任もってひいているので紹介は大事だと思う。あー,これから失敗は出来ないぞ。
6月27日
昨日のphonolite怒濤の8時間リハ、数時間経った頃からなんか体調がおかしくなってきて終わった時にはぐったり「風邪ひいた」。
今日は朝からレコーディングの仕事をしてから新宿PIT INNへ。何枚も重ね着をして実はハラマキまでしているのだが寒い。でも今日はライブレコーディングでみんなも気合いが入っているので終わるまでは元気でいることにした。
サウンドチェックとリハーサルは時間との戦い。色んな確認ごとをひとつひとつやっていく。でも昨日みっちりやったのでいつもよりは楽。いつもはライブの午後にリハをやるのだが、覚えることが多すぎて頭から抜け落ちた情報で本番中に真っ白になるということが何度かあった。
そして休む間もなく本番。今日は丁寧にそして感じるままに、みんなの音を良く聴いて演奏しようと目標をたてていたのだけれどうまくそれが出来たような気がする。そして水谷さんの、変態しかし美しいアレンジが生きる、ピアニッシモから激しい音までみんなが一体になったアンサンブルが出来たんじゃないかな。また秋にやります、phonolite。
6月28日
完全に風邪。寝てます。明日には直りそうです。なぜ分かるかというとちょっとビールが飲みたくなってきたからです。きっと今飲んでも一口くらいしか飲めないだろうけど。ビールは健康のバロメーターなのです。

 

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