diary 2006年10     

 

 

10月1日
10/6はカイロスクァルテット。実は東京での自主公演は初めて。ずっとカイロスらしい演奏場所を探していたんですが、自由学園明日館というピッタリの場所でやれることになったのではりきって練習しています。今回メインとなるモーツァルトの「不協和音」という曲は軽快で聴きやすく、例えるなら海外学園ドラマのようなさわやかなポップチューン。その他にも、モーツァルトとは対極となる熱く濃い、ピアソラのタンゴバレーなどバラエティーにとんだプログラムです。メールにてチケット予約もしているのでよろしくお願いします。

    

10月2日


当分の間、削除します。

時期が来ましたら再度載せます。


10月6日
カイロス・カルテット@自由学園明日館。嵐の金曜日。皆様ご来場ありがとうございました!自分的には小さなミスがあり多々反省がありますが、しかしこの空間でカイロスのメンバーとアンサンブルをするということは音を出すごとに何かを感じるものがあり、その瞬間瞬間をかみしめられ幸せでした。プログラムがまたカイロスらしく「あれもやりたい、これもやりたい」という濃い内容になってしまい、降り幅が広かったのでその度に気持ちの切り替え・集中力の持っていき方が難しかったのですがそこはさすがにバンド、4人で一つというまとまりがすごく感じられました。緊張した,疲れた、でも楽しかった、幸せだった、という感想です。カイロス・カルテットいいバンドだなぁ、続けていきたいです。
でもって明日から西日本へ行ってきます!まずはTAJAで広島は西条の「酒まつり」へ!!!!!酒まつりですよ。夢のようです。がんばります、演奏も、日本酒飲むのも。
そして後日、私の産まれた北九州市で演奏。まずはゴーシュの会(別名「酒豪の会」)のチェロ発表会、次の日に私の出身校である北九州市立深町小学校で全校生徒の前で演奏。わー、キンチョーするー。

 

10月7日


嵐が去り天高い土曜日、西日本へ向かう。まずは広島県が誇る酒蔵の街・西条で、この週末2日間開催されている「酒まつり」へ。TAJAが昨年から出演し(私は来れなかった!!)今年はなんとテーマソングも作っての参加。
酒まつりの会場は大人も子供も誰もが入れて、ステージがあり(ここで演奏)屋台がありみんなゆったり楽しんでいる。そして道を隔てた「酒ひろば」は入場料1500円、子供は入れない。入り口でチケットと引き換えにおちょこを手渡される。このおちょこでこの中にある日本全国から集められた約900種類の美酒は飲み放題なのだ!まさに日本酒天国!!さっそく立て続けに何種類か飲んでみる、全部おいしい。あまりにも種類が多すぎるので5杯くらい飲んだ後は地元・西条のお酒の前に陣を取って辺りを見回してみると、とにかくこのひろばにいる人は全員酔っぱらいな訳で、外国人のグループもやたら目につくし飲み疲れて寝てる人もゴロゴロいる。ひろば全体にはスピーカーでTAJAが書いたテーマソング「CHEERS!」がエンドレスで流れていて会場の外では救急車が2台待機。そんな酒好きユートピアのこのひろば、酔っぱらってのケンカはおきない。こころざし同じもの同士では平和が保たれるのだろうか。
 うしろ髪をひかれながらもこのパラダイスを後にして酒まつりメインステージへと戻り出番を待つ。そろそろセッティングかとぼちぼちステージに上がって司会者がしゃべっている後ろで準備をしていたらそのまま本番となった。リハーサルなんてほとんどない!結構寒かったので酔いは覚めお客さんの方が酔っぱらいまくりで最後の曲「CHEERS!」ではスタッフ・お客さんがステージに上がって踊りまくっての締めとなった。ここまで盛り上げるTAJAの狩野くん、菜穂ちゃんソンケーします!
さてステージ後は美酒鍋、そしてバー・と屋へと体力勝負の打ち上げなのであった。

 

10月10日


昨日はゴーシュの会チェロ発表会で。ゲスト:プロのチェリスト(!)ということで数曲演奏。
そして今日は私の母校である北九州市立深町小学校の音楽鑑賞会でひかせてもらう。卒業文集の将来の夢の欄に「チェロの先生になりたい」と書いていたのを偶然にも校長先生が見て、私の父に(なんと父も深町小学校の卒業生)連絡し今回の運びとなった。
音楽鑑賞会、トークも含め1時間のプログラムを組んだのだが、なにせしゃべることには自信がないししかも相手は純粋な子供達。いい加減なことは言えないし反応が想像つかない。出番前、だんだんと不安になっていたのだが体育館で体操座りをしている生徒達を見てなんだか空気が分かった!!みんないい子達だ!心を開いていこう!そう思った。
まず出て行っておじぎをし1曲弾く。拍手。マイクを手に取り「深町小学校のみなさん、こんにちはー!」すると「こんにちはー!」元気のいいあいさつが返ってきた!「私はこの小学校の卒業生、はしもとあゆみです。」拍手!これで空気がつかめた。このあとはつっかえながらのMCではあったが生徒達をあきさせずコンサートができたと思う。しかし、私が在籍していた時には全校でゆうに1000人以上いた生徒が今年は399人、少なくなったなぁ!そして少ないと思った生徒の中には、かつての同級生で少女のころの記憶しかない人の子供がいて何だか不思議で複雑な気持ちになった。
鑑賞会終了後、島津校長先生に音楽室と図書室を案内してもらい(小学校オーケストラと合唱団の練習をやっていた想い出深い場所、そして図書委員で通った場所)、その後校長室でお話をする。今の生徒の話、昔の学校の話など。
実は平成20年には今ここにある深町小学校は解体され他校と合併して移転してしまう。母校がなくなってしまうなんてあのころの思い出までもがなくなってしまうようでとても悲しいのだが。その前にここで卒業生として演奏できて本当によかった。光栄でした。一生の記念になった。ありがとうございました。

10月19,20,21日
水谷浩章3DAYS@新宿PIT INN。一日目(19日)の "Risk Factor meets phonolite ensemble"。Risk Factor、カッコイイ!ファンになりました。朱美ちゃんをはじめメンバー全員、若いのにメチャメチャうまいし!私と名前が似てる橋本学くんという人、実物がここにー!話しかけてみましたがクールな方でビビってしまいあまり話せず。
2日目(20日)はphonolite。外山さんは聴くたびにすんごい人だなぁと思うのだが、またまたキちゃってました、奇才ですね。中牟礼さん、プレイも人間性もお宝テキなありがたさがあります。そしてphonolite自体のアンサンブルがすごくいい感じになっているのを感じました、一体感というか。
3日目(21日)"柳原陽一郎 Night"。柳原さんのシュールな詩、奥が深い。たびたびカンドーしてます。で水谷さんのアレンジや他の人たちとの演奏を自然体で楽しんでる様子がいいんだなぁ。
3DAYS、私にとっては夢の中にいるようで毎日感動してました。水谷さんありがとうございます。
だからといって打ち上げで呑まれてしまってすみません。言い訳をするようですがあの日はちょっと落ち込んでいたんです。音楽やっている時と飲んでいる時はそのことに集中できるじゃないですか。それに3DAYSの達成感と。(すごいいいわけだなぁ)

 

10月28日
ここのところまた読書熱が高まってきてちょとちょと読んでいる。読み出したら徹夜で一気に,というタイプではないので読めるだけ読んで少しおいといて、しかも何冊かを同時に読んでいたりして。そしたら前のストーリーを忘れてさかのぼって読んだりして、ま、それはそれで楽しいです。
今も何冊か同時進行、なのに今日も図書館で借りてきてしまった。
最近読んだ中ではバイオリニストの諏訪内晶子さんが10年くらい前にかいたエッセイが印象に残った。彼女は同じ音楽大学の後輩にあたるのだが最年少(18歳)で’90年チャイコフスキーコンクールの最優秀賞を受賞して校内でもスーパースターだった。しかし私とは住む世界・レベルが違う。読んでみるとこの人の人間の強さ、クラシック界の厳しさ。音楽の奥深さ、そしてボキャブラリーの多さ、など非常に面白かったし刺激になった。
今度フカヤちゃんに回すから読んでねー!
さて今日はナニを読もう?あ、あれの続きを・・・。
10月29日
久しぶりのBLUE DEVILS@次郎吉。なんと3年ぶりらしい、でも曲もちゃんと覚えていたしラクに楽しめた。おじさまがたのリズムセクション渋すぎ、すごいね、さすがです。
しかし表さんがリハーサルの時からお酒臭いのには参った!隣だしサックスがチェロにぶつかるんじゃないかと内心ヒヤヒヤ。
おかげで打ち上げは久しぶりにジロキチで飲みまくり。そしたら仙波師匠&香織ちゃんがふらっと飲みにきてこれまた久しぶりの再会でヒートアップ。でも結局最後はフカヤちゃんと二人でした。楽しかった。
 

 

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